研究内容Research Content

岡山大学病院 ゲノム医療総合推進センターでは、がんゲノム医療の進展を目的とした研究開発と、新たながん医療の展開を目的とした研究支援を行っています。

がんゲノム医療の進展を目的とした研究開発

現在、保険診療で実施できる遺伝子パネル検査は2種類です。既存の遺伝子パネル検査よりも、さらに多くのがん関連遺伝子を解析できる遺伝子パネル検査の臨床実装を目指して、新たな遺伝子パネル検査を用いた先進医療を開始しました。(詳しくは臨床の先進医療のページをご覧ください)

新たながん医療の展開を目的とした研究支援

現在のがんゲノム医療では遺伝子の変異情報をもとにした分類(層別化)による最適な治療法の提供が行われていますが、一部の腫瘍では遺伝子の発現(トランスクリプトーム)情報を用いることで、さらに精度よく分類(層別化)ができることが分かってきました(遠西ら、2019、2020など)
ゲノム医療総合推進センターでは、ゲノム情報やトランスクリプトーム情報を統合したマルチオミックス・がんゲノム医療の臨床応用を目指した研究*を支援しています。
*遠西ら、「マルチオミクス解析による初発ならびに再発DLBCLの治療特異的バイオマーカーの開発研究 」(AMED; 2020~)
*冨田ら、基盤研究B、2020~