1975年にノーベル医学・生理学賞を受賞した腫瘍ウイルス学者レナート・ドゥルベッコは、「我々がヒトのがんを理解しようとするのであれば、ヒトのDNAを知ることが助太刀となる」と述べています。
四半世紀が過ぎて21世紀に入る頃、ミレニアム・ゲノム・プロジェクトを通してヒトゲノムが次々に明らかになり、当時大学院生であった私はゲノム情報を「知る」ことにワクワクしました。
そして令和の今、ゲノム情報は当事者と医療者が協力しあって「使う」時代になりました。
岡山大学病院ゲノム医療総合推進センターは、ゲノム情報を皆さんと医療者とで協力して活用していくために貢献します。